08年7月12日の富山県高岡 飛鳥山善興寺での           「棟方志功を聴く」の模様

▲当日のプログラム冊子

 

~当日のプログラム~

1.手向(尺八古典) 尺八solo

2.鶴の巣籠(海童道 道曲) 尺八solo

3.琵琶行-白居易ノ興ニ效フ-(伊福部昭 作曲) 二十五絃筝solo

4.飛鳥寛栗 前住職による講話 「二河白道のこと」

5.白道(前田智子 作曲) 尺八、二十五絃筝

 

尺八;田嶋直志、二十五絃筝;野坂操壽

▲会場の飛鳥山善興寺

 故 棟方志功氏に大変所縁の深い御寺。


 ▲タイトル(左)と演奏会場内。

善興寺の本堂の中での演奏会であった。

本堂内に棟方志功作「御二河白道之柵」が掲げられている。

前田氏の作品はこの絵に感銘を受けて作曲された美しい作品。


▲伊福部極氏と野坂操壽氏(左写真)、本会 羽田と藍川由美氏(右写真)

藍川氏は棟方作品のファンなのだそうです。

 ▲左より本会 羽田、伊福部極氏、飛鳥寛栗 師、野坂操壽氏、前田智子氏、藍川由美氏

背後の掛け軸も棟方志功作のもの。 

▲野坂操壽氏と田嶋直志氏

お二人とも気迫に満ちた素晴しい演奏をして下さいました。

聴衆も一音一音を聞き入っているという雰囲気でした。

▲飛鳥寛栗師編著の「日本仏教洋楽資料年表」表紙

 

飛鳥寛栗師は、高僧であると共に高名な仏教音楽研究者で、

この本は師が研究・蒐集されてきた資料を基に御自身の手で作られた

1859年から2000年までの仏教音楽(洋楽)に関する年表で、研究者にとっても第一級の資料となっている。

出版社等は、情報欄の書籍案内を御参照下さい。

 ▲寝台特急「北陸」(上野駅にて)

帰路は、極氏と供に消えつつあるブルートレインの1つ、「北陸」で帰って参りました。